TOKYOの商店街で開業したい人必見!
こんな商店街・あんな商店街の
魅力発信コンテンツ
VOL. 101

山崎団地名店会編
団地とともに歴史を紡いできた商店街

「町田バスセンター」よりバスで約20分。「山崎団地センター」で下車すると、町田山崎団地の敷地内に山崎団地名店会(町田山崎団地名店街)があります。1970年(昭和45年)に団地が竣工した際にオープンした商店街で、長きにわたり主に団地住民の生活を支えてきました。現在は、飲食店、パン屋、キャンドルショップ、障害福祉サービス事業者、スーパーなど23店が営業しています。団地いちょう通りを挟んだところにある木曽団地名店会とはイベントを共催するなど、一緒に地域を盛り上げているそうです。
今回は、第19回東京商店街グランプリで優秀賞を受賞した「木曽山崎ハロウィンビストロ祭り」を中心に、綾野光紘会長からお話を伺ってきました。

  • 山崎団地名店会
    今回お話を伺った綾野会長。 地元出身で、子どもの頃から商店街の夏祭りを毎年楽しみにしているそうです。
  • 山崎団地名店会
    団地の敷地内にある商店街の風景。ひさしがちょうどよい日よけになっています。
  • 山崎団地名店会
    綾野会長が経営されている「もつ鍋処 さくら」。もつ鍋と唐揚げが人気のお店です。
地域が一体となって開催している「木曽山崎ハロウィンビストロ祭り」

「会長に就任した時に、もっと商店街が盛り上がっていないと出店したいという人が出てこないなと思ったんです。さらに、コロナ禍明けにはお客さんが減ってしまい、商店街がもっと賑わう姿を住んでいる人にも見せないといけないなと考えました」と綾野会長。色々と模索していく中、商店街に秋のお祭りがないことに気付かれ、向かいにある町田木曽団地名店会と共催して「木曽山崎ハロウィンビストロ祭り」というイベントを企画されました。このイベントでは、来場者に仮装を楽しんでもらうだけでなく、その姿をSNSへ投稿して入賞すると、商品券がもらえるというコンテストを実施。さらに、2020年(令和2年)に開設した桜美林大学ひなたやまキャンパスの学園祭にも着目されたとのこと。「学園祭と同日に開催して、各商店街と大学を行き来できるようにとスタンプラリーを実施したんです。コンプリートした人には景品をプレゼントしました」と語ってくださいました。学生にはボランティアスタッフとして参加してもらうなどしながら、2026年(令和8年)には4回目を迎える本イベント。当日はキッチンカーや模擬店、ステージイベントがさらに活気を生み出しています。

山崎団地名店会
2025年(令和7年)のチラシ。 イベント実施後には、「盛り上がっているね」という嬉しい感想が寄せられたとのこと。
歴史あるイベントも大切に

中元や歳末には福引を実施。そして夏休みに入ってすぐの土日には、自治会と一緒に「ちゃおちゃおまつり」を開催しています。「夏祭りは私が子どものころからあり、『ちゃおちゃおまつり』という名称になったのは2018年(平成30年)です。2026年(令和8年)は60店以上の模擬店が出店し、ビアガーデン、カラオケ大会、ステージイベントと大人から子どもまで楽しめるラインナップでした。19時半から花火が上がり、毎年フィナーレを飾っています」と詳細を教えてくださった綾野会長。ご自身にとっても思い出深いイベントで、この日を迎えると夏休みが始まるなぁと実感されるのだそうです。

山崎団地名店会
花火を見上げる多くの人たち。 「ちゃおちゃおまつり」は地域の風物詩として定着しています。
イベントが持つ力を信じ、継続していきたい

これまでの活動が地域にも認められ、大学だけでなく地域の幼稚園、小学校、中学校、高等学校との共催イベント「まちやま祭」も主催しているとのこと。また、個店と学生のつながりにも派生し、イベントが地域に化学変化をもたらしています。今後についてお聞きすると「子どもたちとのイベントでは商店街の場所を使うこともあります。こういった機会には保護者の方もいらっしゃるので、商売のチャンスと捉えて継続してやっていきたいですね。また、団地という特性から、敷地内には公園や調整池があります。URと相談しながらにはなりますが、『町田薬師池公園』のような、池を中心とした市民のオアシス的な空間を創出して、商店街と一体化した街づくりができたらいいなと考えています」と笑顔で語ってくださいました。

山崎団地名店会
商店街の裏手にある公園には カラフルな遊具や緑が配されています。
近隣の空き店舗を探す

※掲載の情報は2026年8月時点のものです。