商店街紹介 世田谷区 用賀商店街振興組合

利便性が高く、居住エリアとしても人気の地にある商店街

世田谷区 用賀商店街振興組合

東急田園都市線「用賀」駅前に広がる「用賀商店街」。前身である「用賀商店会」は1947年に誕生し、1988年4月に「用賀商店街振興組合」へ移行。2018年7月現在の組合加入店数は277店となっていますが、その内訳はオーナー店3割、チェーン店7割という状況です。
用賀エリアは、渋谷駅までは乗り換えなしで10分と利便性の高い立地でありながら、落ち着いた住環境が整っているのが特徴。居住エリアとして人気の高い街で、「都立砧公園」「JRA馬事公苑」といった緑豊かな周辺環境も注目すべきポイントです。国道246号、環状八号線、首都高速道路などの主要道路へも出やすく、車での移動にも不便を感じることはありません。

世田谷区 用賀商店街振興組合 世田谷区 用賀商店街振興組合

暮らしやすく、バランスの取れた地域に立地する「用賀商店街」。駅前に広がっているので、会社帰りなどにも立ち寄りやすいのもメリット。

「地元密着型の商店街を目指しています。遊んで、食べて、体験できる玉川地域の16商店街合同イベント“いちにち商店街”などにも参画するなど、地域活性化のために活動を重ねています」と小林弘忠理事長。

会員や消費者のアンケートをもとに問題点を洗い出し、ビジョンを明確化

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2007年に理事長に就任した小林さん。スーパーマーケットやインターネットで日常の買い物を済ませる消費者が増え、5年後には昔からあるオーナー店がなくなって、チェーン店ばかりの商店街になってしまうのではと危惧されていたのだそうです。
そのような中、区が2008 年3月に「世田谷区産業ビジョン」を策定し、区内の商店街を「地域の区民の日常生活を支える公共的役割を担う」と位置づけました。これを受け、「用賀商店街振興組合」では策定委員会を設置し、町会や自治会と連携して街を作っていこうと動き出します。抱えている問題点を洗い出すために、商店街の会員や消費者にアンケートを実施。結果を参考にしながらビジョンを作り、商店街の立て直しを図っていくことになりました。
ビジョンの骨子は、購買行動の変化に対応するために店主の意識改革を促す、共同販売・促進事業としてキャラクター「よっきー」や商店街情報やクーポンが掲載されているフリーマガジン「YOGAS(ヨーガス)」の作成、空き店舗の活用の3つ。イベントなど一過性のものだけではなく、商店街の利用を促し、日常の一部になることを目指した内容になっています。

イメージキャラクターの「よっきー」。用賀の木はさるすべり。用賀のさる(モンキー)でよっきーとなったのだそう。さるすべりの木から落ちたよっきーは用賀の人に助けてもらったことを恩に感じ、用賀商店街の活性化に協力しているのだとか。頭に被った笠は、江戸時代の大山詣をイメージしたもの。

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「用賀商店街振興組合」が発行しているフリーマガジン「YOGAS(ヨーガス)」。新規会員は、巻頭の「UP COMER」コーナーで紹介してもらえる。

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2007年からさまざまな取り組みをしてきた結果、空き店舗はなくなり会員数も増加傾向にあるとのこと。

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上用賀2丁目にある「JRA馬事公苑」は、2020年東京オリンピック・パラリンピックで馬術競技の会場に。現在は改装のため休苑中で、再開は2022年秋ごろを予定。

物産展をきっかけに、特産物のセレクトショップを常設

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活性化の取り組み第一弾として、物産展を開催。そこに出品していた陸前高田市と親交が深まったことと、鮮魚店が商店街から撤退して久しいこともあり、空き店舗に陸前高田市の海産物を販売する常設店「田舎のごっつお」を開店することに。開業資金は国と世田谷区から拠出された補助金を活用しました。
この常設店が好評を得て、現在は「用賀商店街振興組合」が100%出資した「用賀まちづくり株式会社」が運営するセレクトショップ「よーがや」がオープンし、陸前高田市をはじめ、さまざまな地域の特産物を販売しています。

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「よーがや」はご当地とタイアップし、魚介類、肉加工品など 500 品目以上の特産品を販売するセレクトショップ。旬のものや新商品を提供してもらえる、週末の「うまいもの市」もおすすめ。

地域住民と作り上げる、地元に密着したイベントを開催

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「就任直後は、人をたくさん集めようという気持ちでイベントを開催していました」と小林弘忠理事長。お笑い芸人を呼ぶことで遠方からも人が押し寄せたそうですが、イベントが終わるといつもの静かな商店街に戻ってしまい、活性化にはつながらなかったとのこと。何のために開催するのかと基本に立ち戻り、今では地域住民に特化したイベントを開催するようになりました。
用賀の夏祭り「サマーステージ」は、各種露店のほか、豪華景品が当たる大抽選会、地元キッズダンサーなどによるステージ公演などで大いに盛り上がっているそうです。開催にあたっては、清掃や見回りなどのお手伝いも募集しており、地域で作り上げるお祭りとして定着しています。「用賀よりみちバル」「ようがおいしいまつり屋台村」なども人気の高いイベント。商店街にある飲食店の味が気軽に試せるのが特徴で、お店のファンづくりにもつながっています。

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各種イベント情報は、チラシ、ポスター、HPなどで幅広く広告。

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商店街イベント

サマーステージ、用賀よりみちバル、ようがおいしいまつり屋台村など

入会メリット

クーポン誌「YOGAS(ヨーガス)」への掲載、商店街ホームページへの掲載、各種イベントへの参加など

商店街情報

  • 商店街名 用賀商店街振興組合
  • アクセス 東急田園都市線「用賀」駅よりすぐ
  • 住所 世田谷区用賀4-12-15(商店街事務所)
  • TEL 03-3700-1337(商店街事務所)
  • FAX 03-3707-1113(商店街事務所)
  • URL http://helloyoga.jp/

※掲載の情報は2018年08月時点のものです。