商店街紹介 杉並区 和田商店会

「杉並区商店コンクール」の受賞店も多く営業する、歴史ある商店街

杉並区 和田商店会

環状七号線から東側に延びている「和田商店街」。東京メトロ丸ノ内線「東高円寺」駅・「方南町」駅から徒歩10分ほどのところに位置し、閑静な住宅街に囲まれている環境です。落語「堀之内」の一節に出てくるお祖師さま(おっそさま)として有名な、「堀之内妙法寺」の参道として栄えたエリアでもあります。商店街の中心部には「和田帝釈天」があり、毎年節分には豆まきが行われています。
発足は67年前と歴史は古く、現在は、ファッション・ビューティー、グルメ・食料品、サービス・生活雑貨など約60店が軒を連ねている商店街です。
杉並区商店会連合会加盟店に所属し、店舗運営に創意工夫しているお店が表彰される「杉並区商店コンクール」の受賞店も多く営業。老舗だけでなく、新規参入した店舗も点在しています。

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(上)創業60年を超える「文具のヨシダ」。文具好きの店主が選んだおもしろ文具が多数揃っている。丁寧な接客にも定評あり。(下) 「味の川上屋」は1958年創業。新鮮な魚と手づくり惣菜がお店の名物。

「若い子育て層やその子どもたちが商店街を訪れるきっかけになれば…という思いで、さまざまなことに取り組んでいます」と今回お話をうかがった吉村治樹会長。

地域住民との協働で、「東京都商店街グランプリ」を受賞。翌年には「はばたく商店街30選」にも選定

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「商店街の周辺には、大規模マンションや一戸建て住宅が建ち並んでいます。文教地区としても注目されているため、子育て世代が多く居住しています。しかし、この環境に反して商店街の売り上げや活気は下がる一方でした」と教えてくださったのは吉村治樹会長。
このような状況の中、杉並区商店街活性化アドバイザーの提案で、子育て世代を巻き込んだ事業展開の一環として、2010年より「街の力を育て合い事業」に取り組むことに。地道な活動が評価され、2016年には「東京都商店街グランプリ」を受賞、2017年には「はばたく商店街30選」に選ばれました。
この事業の大きな特徴は商店街の一方的な発信ではなく、子育てママたちにも参画してもらいながら活動を進める点。子育てママたちは「親子で街デビュープロジェクト“Wadatch(わだっち)”」を立ち上げ、キャリアを生かしたり、商店街に対し“こんなイベントをやりたい”などの提案をしたりしながら「商店街スタンプラリー」「こども商店街」「どすこいマルシェ」などを企画・運営しています。

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商店街と「親子で街デビュープロジェクト“Wadach(わだっち)”」が恊働して、商店街で使える金券や文房具がもらえるスタンプラリーを開催。2018年7月の期間中には、商店街ツアーや店舗が提供するミニ講座も行われた。

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和田帝釈天の2階にある打ち合わせスペース。イベントの準備や会議など、地域住民の集いの場として活用されている。ここからさまざまなアイデアが誕生。

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商店街ホームぺージに並ぶ、商店会のみなさんの笑顔。さまざまな活動を通して、商店街とママたちとの間に日常的な関係性が生まれ、商店街には子連れ客の利用が増えたということ。

商店街でしかできない、情報発信を大切に

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地域情報化アドバイザーを講師に招いて子育てママ向けの文章講座を実施し、その成果を発表する媒体として2012年2月に地域情報誌「わだっち」を創刊。商店街のホームページも同年に開設し、店舗情報やイベント情報などを発信しています。
ホームページには誰もが更新しやすいソフトを導入し、最新情報をアップ。また、広報部長が中心となってFacebookを頻繁に更新するなど、SNSもフル活用しています。
「行政区単位の情報はいくらでも手に入りますが、身近な生活エリアの情報も欲しいはず。その部分を補えるのが商店街という単位だと思います」と吉村治樹会長。実は今から約40年前、和田商店会の青年部で「あおぞら」という新聞を発行し、商店街の情報や魅力を伝えていたという経験をお持ちです。その時の想いが現代へと引き継がれ、時代にマッチした発信方法で地域住民との関わりを実現しているようです。

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子育て中のママたちが取材、ライティング、編集、制作を行った地域情報誌「わだっち」。ここでの撮影経験を機に、プロのカメラマンとしてデビューしたママもいるのだとか。

新規出店した店主や女性の活躍にも期待

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店主の高齢化という悩みも抱えながら、近年は和田商店街に新しくオープンするお店も増えてきたということ。新規店の店主はパソコンを使いこなせたり、多方面でのスキルが高かったりなどさまざまな面で戦力になっているそうです。
また、男性の役員ばかりだった商店会活動に、女性の参加が増えてきたのも大きな変化のひとつ。年齢も40~50代と今までの中心メンバーよりも若い層が増えてきており、少しずつではありますが、高齢化という課題も解決の方向へ向かっているようです。
最後に一言お願いすると、「街の活性化や商店街を継続させていくためには、1人のカリスマが必要なのではなく、みんなが主役となって活躍できることが重要です。「わだっち」との協働事業や店主が運営に関わることで、商店街が地域で欠かせない存在となりつつあります。毎年少しずつでもいいので変わっていけたらいいなと考えています」と語ってくださいました。

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桜湯の若奥さんが商店会で広報部長を務めている。「こども商店街」「どすこいマルシェ」などのイベント時には銭湯が会場やおむつ替えスペースに。

商店街イベント

親子で商店街ツアー、商店街スタンプラリー、こども商店街、どすこいマルシェ、商店街クイズラリー、和田トライヤルウィーク、ミニ講座など

入会メリット

商店街のホームページやFacebookへお店情報掲載可

商店街情報

  • 商店街名 和田商店会
  • アクセス 東京メトロ丸ノ内線「東高円寺」駅、「方南町」駅より徒歩10分
  • 住所 杉並区和田3ほか
  • TEL 03-3381-9456(日之出塗料店)
  • FAX 03-3381-9050 (日之出塗料店)
  • URL https://wadashotenkai.jimdo.com/

※掲載の情報は2018年08月時点のものです。