商店街紹介 板橋区 ハッピーロード大山商店街振興組合

雨の日でも快適にお買い物ができるアーケード商店街。数々の受賞歴にも注目

板橋区 ハッピーロード大山商店街振興組合

東武東上線大山駅周辺に広がる「ハッピーロード大山商店街」。商店街のシンボルともいえるアーケードの全長は約560竇ソあり、毎日13~21時までが歩行者天国となっています。商圏は半径約1㎞程度、徒歩や自転車で訪れる利用客の多い「近隣型」商店街で、200を超える加盟店が元気に営業しています。
1977年に「大山銀座駅前通り商店街」と「大山銀座美観街」が合併して現在の規模に。その後、1978年「ハッピーロード大山」が誕生し、1983年「ハッピーロード大山商店街振興組合」と正式名称を変更。さまざまな取り組みをしていく中で活動内容が認められ、多数の賞を受賞してきました。
「一生づきあいします」「安心・安全・快適・楽しい街づくり」がモットー。物を販売するだけではなく、イベントやコミュニティー事業にも積極的に取り組み、地域活性化の役割を担う存在として進化を続けている商店街です。

 板橋区 ハッピーロード大山商店街振興組合  板橋区 ハッピーロード大山商店街振興組合

アーケードの照明はすべてLEDに変更。電気使用量が70~80%減になっただけでなく、取り替えの回数も減ったので保守経費の軽減にもつながったとのこと。Free Wi-Fiを設置し、さまざまな面で利便性の向上にも努めている。

「商店街内は自転車から降りて、押し歩いていただくルールです。板橋区シルバーセンターから派遣された方々に巡回パトロールをお願いしています。女性部による啓発活動も定期的に行っているんですよ」と教えてくださった石川政和理事長。

空き店舗活用事例。商店街と農山漁村の活性化を目指し「とれたて村」をオープン

板橋区 ハッピーロード大山商店街振興組合

2005年、全国ふる里ふれあいショップ「とれたて村」が板橋区の肝いりでオープンしました。事業主は「ハッピーロード大山商店街振興組合」で、商店街内の空き店舗を賃借し、従業員の雇用、仕入れ、販売までを担っています。現在は全国15市区町村と提携しており、店舗で特産品を販売。ほかにも、「ハッピースクエア」というイベントスペースで年間250日以上のふるさとイベントを開催したり提携市町村と地域住民の交流事業を実施したりしています。年に5回、区内の小・中学校の給食で参加市町村の食材が提供されたり、各学校では食育授業が行われたりするなど、食育としての位置づけもあります。
この試みは、「商店街」「地方の市町村」「板橋区」といった3者のニーズを統合させた事業として注目され、2006年6月「経済産業省 中小企業庁 がんばる商店街77選」に選出。2006年11月「第2回東京都商店街グランプリ」では大賞を受賞しました。

とれたて村の外観。店頭には、全国から仕入れた新鮮な野菜が並んでいる。全商品返品なしの買取で、更に仕入れ時の商品の発送費はとれたて村で負担している。

板橋区 ハッピーロード大山商店街振興組合

とれたて村の各市町村の参加会費は月43,200円。どんな商品が売れているのか、それぞれの自治体にPOSデータの情報を毎月一度提供している。

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2011年にオープンした「ハッピースクエア」のイベント情報は、ホームページや毎月一回発行しているチラシを新聞折り込みで告知している。

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新潟県糸魚川市による「糸魚川ユネスコ世界ジオパーク 大地の恵みフェア」の様子。糸魚川直送の特産品販売、試食などが2日間に渡って開催された。

「ハロープラザ」の開業で西側地域の活性化に貢献

板橋区 ハッピーロード大山商店街振興組合

「ハロープラザ」は大山駅から離れた川越街道の近くに立地。建物はハッピーロード大山商店街振興組合の所有で、土地は借地として板橋区から借りています。
「規模の大きい商店街なので、はじの方になるとどうしても駅から距離が離れてしまいます。お客様の往来数も中心部に比べると少なくなってしまうので、そこを改善するためにずっと遊休地になっていた板橋区の土地に、振興組合事務所を設けることにしました。でも、それだけでは集客につながらないので、1階にスーパーマーケットを誘致したんです。商店主からは“どうして商売敵を”って反対の声もありましたが、結果的には相乗効果が起こり、西側地域の活性化につながったと思います」と石川政和理事長。2階には振興組合事務所のほか、誰でも利用できる会議室やコミュニティーホールを設け、振興組合の会合や地域のサークル活動の場所として提供しています。

板橋区 ハッピーロード大山商店街振興組合

ハロープラザの2階。とれたて村と契約している市町村のポスター、都・商店街からのお知らせチラシなどがあり、さまざまな情報が入手できる。

商店街と地域住民をつなげるイベントが満載

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街や個店のファンづくりにつながるよう、お店の人が講師となって知識や技を教えてくれる「大山ハッピーゼミ」を開催。5つのエリアで約140店が参加する「東上線バルVS・三田線バル」も人気が高いイベントで、バルチケットを購入してガイドブックに掲載されている飲食店に足を運べば、バルメニューが堪能できます。たくさんのお店をはしごするのが「東上線バルVS・三田線バル」の楽しみ方。今まで知らなかった地元の味に出会えるきっかけにもなるということで、評判も上々とのことです。

石川政和理事長にひとことお願いしたところ「買い物をするだけではなく、商店街にくることでさまざまな楽しみ方を味わっていただきたいと思っています。PRのために頑張ってくれている、商店街公認アイドル“Cutie Pai まゆちゃん”や商店街公認レスラー“ハッピーロードマン”もよろしくお願いします。
今後は、東武東上線の立体化や大山エリアの再開発などを控え、街が大きく変わっていきますが、変化に対応しながら商店街を盛り上げていきたい」と語ってくださいました。

板橋区 ハッピーロード大山商店街振興組合

毎年7月に開催。エリアごとに期間が異なるので事前にチェックを。

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商店街イベント

ハッピーサマーセール、東上線バル、ハッピーフェスタ、ふるさとイベント、とれたて村イベント、大山ハッピーゼミほか

入会メリット

ホームページへ店舗情報の掲載、各種イベントへの参加など

商店街情報

  • 商店街名 ハッピーロード大山商店街振興組合
  • アクセス 東武東上線「大山」駅よりすぐ
  • 住所 板橋区大山町49-1
    ハロープラザ2F(事務局)
  • TEL 03-3973-0055(事務局)
  • FAX 03-3973-0660(事務局)
  • URL http://haro.or.jp/

※掲載の情報は2018年08月時点のものです。