商店街紹介 青梅市 青梅本町商店会

自然豊かな多摩地域。青梅駅周辺に広がる商店街

青梅市 青梅本町商店会

「青梅」駅からJR中央・青梅線快速を利用すれば、乗り換えなしで東京駅まで約1時間半。ほとんどの電車が始発のため座って通勤や通学ができる点がメリットといえます。近年は、マンションなどが建設され街の景観も変わってきましたが、自然豊かな環境のせいか子育て世代からも注目されているエリアとなっています。
四季折々のイベントも多彩で、青梅大祭、青梅市納涼花火大会、青梅マラソンなどには、市民だけでなく多くの観光客が訪れています。
「青梅本町商店会」は青梅駅周辺、主に旧青梅街道沿いに広がる商店街。50年以上の歴史があり、地域住民の生活を長い間支えてきました。近年は空き店舗の増加が商店街の課題となっていますが、解決すべくさまざまな取り組みが行われています。夏の朝顔市では駅前通りにテーブルと椅子を配置するなど、道路を活用した賑わいも創出しています。

2000年、青梅市本町にアトリエ&ショップ「グラスワークスタジオMinamo」を開設したという簗瀬会長。出身は宮崎県で、高校卒業後に上京。里山に抱かれた青梅という地に魅せられ、以来18年間この地で創作活動を続けているとのこと。

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(上)「Minamo」の外観。青梅は猫の似合う路地裏のある町としても有名で、あちこちに猫のイラストが描かれています。(下)薬局の壁面には、懐かしい書体の文字が。

お店に足を運んでもらうきかっけ作りとして、イベントを企画・開催

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「青梅駅周辺は昭和レトロな街並みということで注目されるようになりましたが、人付き合いも昭和の懐かしさが残っています。みなさんよそからきた私を受け入れてくださり、とても居心地がいいんです」と簗瀬会長。
そのような中、駅前のスーパーマーケットや後継者のいない個店の閉店などを目の当たりにし、心を痛めていたといいます。「駅前は再開発を控えていて、空きビルが寂し気な雰囲気です。そこで、“青梅駅前わけありもの市”というイベントを企画し、隔月で開催しています。「青梅駅前通り」では、商店街以外のお店が出張商店として物品を販売。商店街の店舗は軒先に商品を広げて、街の中を回遊しながら気軽に商品を手に取ってもらえるようにしています。一過性のイベントとして終わらせるのではなく、こんなお店があったんだと知ってもらい、お店に足を運んでもらうきっかけ作りになればと思っています」とのこと。これからも古きよき雰囲気を残しながら、仲間とともにさまざまな可能性を広げるための活動を続けていかれるとのことです。

街中の看板は、「最後の映画看板師」と呼ばれた久保板観さんが描いたもの。青梅市出身で1994年より地元商店街の活性化に寄与するために、多数の看板を手掛けた。

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懐かしさで思わず足を止めてしまうサイクリングショップ。黄色と白のストライプが昭和時代を思い起こさせる。

空き店舗対策と「おうめマルシェ」の運営を担う、
「株式会社まちつくり青梅」の設立

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かつては多摩地域最大の繁華街として栄えていた青梅駅周辺ですが、近年の少子高齢化などに伴い、人口は減少の一途をたどっています。その影響は商店の経営にも及び、店主の高齢化や売り上げの低下などから閉店していくお店が後を絶たない状況となっています。
この状況を受けて、青梅市では市街地の再生を目的に「青梅市中心市街地活性化基本計画」の策定を推進。2015年には「株式会社まちつくり青梅」が設立し、「空き店舗対策」と「おうめマルシェ」の運営を担うことになりました。
空き店舗対策の取り組みは「アキテンポ不動産」と称し、青梅の市街地エリアでの個性的な物件を紹介。宅建業としてではなく、青梅で開業したい人と物件オーナーをつなげるマッチングサポート業務を担っています。
また、1日で5~6件を内見する物件見学ツアーを開催しています。担当者と参加者全員は青梅の街を歩いて巡りながら、物件をチェック。毎回参加者は30名ほどで、今までに延べ100名以上の参加があったそうです。

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建物の物語がつづられた「アキテンポ不動産」の物件紹介文。オーナー様の想いも引き継ぐことで、物件に対する愛着もより深くなりそう。気に入った物件があれば、オーナー様との交渉も代行してもらえる。

「株式会社まちつくり青梅」が「武藤治作酒店」へサブリース。
「青梅麦酒」の誕生

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青梅駅から徒歩3分のところに立地する「青梅麦酒」は、化粧品店だった店舗を改装して2018年4月にオープンしたクラフトビールバー。
木目を基調とした店内は、青梅のオリジナルクラフトビール「VEPER(ベイパール)」などのアルコールのほか、おいしいおつまみが堪能できる空間となっています。道路に面した部分は全面ガラス張りで通りとの一体感も大切にした造り。昭和レトロな街の景観を損なわないよう店先の日除けは当時のままで、青と赤の組み合わせがどこか懐かしい雰囲気です。

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写真は「青梅麦酒」の店内。
「株式会社まちつくり青梅の創業当初は、“何者?”という感じだったのですが、実績を重ねていったことで問い合わせをいただくことも増えてきました」とお話をうかがった担当の山田さん。オーナー様のところに足を運んだり、マルシェの開催で地域との交流を深めたりしながら信頼関係を構築してきたとのこと。

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カネボウチェーン店「いたや」の文字が書いてるあるのが「青梅麦酒」の店舗。

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商店街イベント

青梅駅前わけありもの市、おうめマルシェ、青梅本町朝顔市など

入会メリット

各種イベントへの参加など

商店街情報

  • 商店街名 青梅本町商店会
  • アクセス JR青梅線「青梅」駅よりすぐ
  • 住所 青梅市本町
  • TEL 0428-24-5544(Minamo)
  • FAX 0428-24-5544(Minamo)
  • URL

※掲載の情報は2018年08月時点のものです。