商店街紹介 目黒区 自由が丘商店街振興組合

加盟店数約1,300軒。国内最大級の商店街組織

目黒区 自由が丘商店街振興組合

東急東横線・大井町線『自由が丘』駅の周辺にある12の商店街が団結して『自由が丘商店街振興組合』となったのは、1963年のこと。加盟店数は約1,300軒にのぼります。ファッション・雑貨・スイーツなど女性向けのお店が多く、雑誌やテレビの特集などでもしばしば取り上げられている自由が丘。さまざまなショップの第一号店が多いのも特徴のひとつ。目や舌の肥えた来街者が多く“自由が丘で成功したら日本中どこでも通用する"とも言われるほどです。大正時代や昭和時代初期、西洋帰りの文化人が文化村を形成したことで、西洋の思想が根付いたこの街。今も“フリー"ではなく“リバティ"の精神を引き継ぎ、独自のアイデアや視点で活気ある街並みを創出してます。

 目黒区 自由が丘商店街振興組合  目黒区 自由が丘商店街振興組合

1933年に創業した洋菓子店『東京自由が丘モンブラン』はモンブラン発祥の店としても有名(写真上)。自由が丘駅前広場にある、自由の女神像「あをそら」は街のシンボル。10月にはこの名にちなんだ『自由が丘女神まつり』が開催されています。(写真下)

「流行だけを追うというより、品質の良さやここにしかないというこだわりを求めてお買い物にきてくださる女性が多い商店街です。フォーマルというより、日常の中の高級を提供できるお店が多くあります」と今回お話をうかがった、中山雄次郎事務長。

自由が丘のアイデンティティ。創刊より30号を迎えた『自由が丘OFFICIAL GUIDE』

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「『自由が丘OFFICIAL GUIDE』は隔年で発行しています。今年で30号を迎えたので創刊号は約60年前に発行したことになります」と中山事務長。NTTのタウンページがない時代、“オリジナルの電話帳を作ろう"ということになり、ガリ版刷りの冊子を作成したのがこの事業の始まり。「刷り上がったものはリアカーに乗せて、各家庭に配布していたそうです。この事業に伴って組合もできたんです」と教えてくださいました。その後書籍として編集し、今では全国の書店やコンビニエンスストアなどで販売しています。「どうやったら手に取ってもらえるか、見やすくできるのかは毎号試行錯誤しています。情報を得るにはインターネットのほうが新鮮で手軽かもしれませんが、このガイドブックには私たちが厳選した情報がギュッと凝縮されています。紙の媒体にはそういった良さもありますし、このガイドブックは自由が丘のアイデンティティでもあります。時代が変わっても、発行し続けていきます」と強く語ってくださいました。

自由が丘に暮らす人、自由が丘で働く人たちで作った手作りのガイドブック。自由が丘のメインターゲットが女性ということで、30号の表紙は女性に選んでもらったということ。ショップ紹介だけでなく、自由が丘にゆかりのある著名人インタビューや街の歴史を綴った特集など、読みごたえ十分。

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30号は、飲食店およそ250店分が掲載された『グルメガイド』と丘ばちプロジェクトの絵本『丘ばちくん』の付録付き。

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写真を大きく使い、お店の魅力を十分に引き出している誌面。老舗・新規オープン店とさまざまで、ガイドブックを片手に街を散策したくなります。

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分かりやすいガイドマップも特徴的。目印が書いてあるので、地図を読むのが苦手な女性でも重宝しそうです。

10年を迎える、都市型養蜂『丘ばちプロジェクト』

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2009年、「自由が丘の街に緑を増やそう」という計画がスタート。『丘ばちプロジェクト』と称して活動を続けていらっしゃいます。「ミツバチは環境指標生物と言われていて、きれいな環境下でしか生きられません。ですから、ミツバチが生息し続けているということは環境に配慮している街ということになります。ハチというと皆さん攻撃的なイメージがあるかもしれませんが、ハチには“益虫(人間に益をもたらす)"と“害虫(人間に害をもたらす)"の2種類があって、ミツバチは“益虫"に分類されます。エジプトの古代文明時代から人間と共存してきた生き物で、接していると何となく気持ちが通じているような気にもなるんですよ」とのこと。ミツバチが集めてきた蜂蜜は、スイーツ・クラフトビール・サワーなどに形を変え販売。都心の養蜂プロジェクトとして注目されています。

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ミツバチの世界は、女王蜂だけでなく働き蜂も全てメス。巣箱の中にいるオスは1割にも満たないとのこと。「来街者の構成比が女性7割・男性3割という自由が丘に、何となく通じるものがあります」と中山事務長。丘ばちプロジェクトの隊長も兼任されています。

自由が丘らしさを失わず、利便性の向上をはかるのが目標です

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再開発が進む二子玉川や武蔵小杉の影響を、少なからず受けている自由が丘。「おかげさまで来街者数はそれなりにキープしていますが、駐車場がない・老朽化した建物・雨天時の買い物のしにくさなど改善したい点はいくつかあります。二子玉川や武蔵小杉と比べてもここはマイナス点かなと感じているんです。自由が丘は独自の雰囲気がある街ですので、ガラッと再開発とは考えていませんが、今後は利便性を向上させつつ“自由が丘らしさ"を失わない街づくりをしていきたいです。また、一過性のブームで終わらせるのではなく、継続性に重点を置くことも忘れないようにしたいと思っています。これからも女子が大好きな自由が丘を目指し、各店自主性を持って活動していきたいです」と今後について語ってくださいました。

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「守りに入らず、みんなで意見を出し合いながらこれからも挑戦し続けます」とのこと。新型コロナウイルス感染症による自粛要請下では、組合員の声でいち早くクラウドファンディングにて『#エール券』プロジェクトに着手。リターンとして、2021年1月31日まで参加店で使えるお食事券を発送するそうです。※クラウドファンディングは2020年6月28日にて終了

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商店街イベント

元旦祭、節分祭、自由が丘さくら祭り、自由が丘スイーツフェスタ、マリクレールフェスティバル、自由が丘盆踊り、熊野神社例大祭、自由が丘女神まつり、サンクスリバティ~自由が丘でクリスマス~など

入会メリット

『自由が丘OFFICIAL GUIDE』やホームページへの掲載、各種イベントへの参加など

商店街情報

  • 商店街名 自由が丘商店街振興組合
  • アクセス 東急東横線・大井町線「自由が丘」駅よりすぐ
  • 住所 目黒区自由が丘1-29-16自由が丘会館内(自由が丘商店街振興組合)
  • TEL 03-3717-4541
  • FAX 03-3717-4549
  • URL https://www.jiyugaoka-abc.com/

※掲載の情報は2020年06月時点のものです。